2008年7月4日金曜日

デルフトの歴史(1) - 名前の由来

「Delft(デルフト)」の名前の由来は、「delven」。
つまり「掘る」、「掘り起こす」という
動詞が転化してこの町の名前になりました。
現在oude delftという運河に沿った
高級住宅街の通りがデルフトの発祥の地でした。
この運河沿いの小高い場所に現在ピサの斜塔のように、
傾いているOude Kerk(旧教会)が少しずつ建築されました。

デルフトは、19世紀まで町の周囲を
ぐるりと囲む壁と7つの門がありました。

産業革命や開発の並に押され、
ほとんどが取り壊され、
それと同時にたくさんの運河も埋め立てられました。

現在、デルフト中央駅に前にバスターミナルがあります。
以前は船着き寄場でした。
東に位置する旧市街に向かって歩くと
当時の壁の一部がまだ少し残っています。
コピー屋や不動産などのテナントがはいっています。

デルフトの正門があった場所には、
フェルメールの「牛乳をそそぐ女」に
ちなんだモダン彫刻があります。

現在残っている門は、Oost Poort(東門)という門だけが
歴史建造物として、残されています。

はじめに - オランダの魅力

毎朝、通勤・通学で自転車を走らせて、見る風景・・・

のんびりと草をはむ小鹿や子羊
その森のそばを抜けると
ゆったりと流れる運河の側に、
母ガモと子ガモ、カモの赤ちゃんが、
ゆったりと朝寝しています。
天気がよく暖かい日には、
暖かい陽気につられて
野うさぎが4、5匹、ピョンピョンはねていたり、
日向ぼっこをしています。

昔の日本の田舎では、
けっして珍しくない風景だったのでしょうが、
東京都心部からくると、うれしいおどろきです。
夏にはマルクト(中央広場)から、定時刻にカリオンの音がきこえます。

忙しかった今までの日本での生活を振り返ってみると、
オランダで見るもの、聞くもの、体験したことが
新鮮で新しく、でもなぜかとても懐かしく
オランダの底深い魅力をかんじる毎日です。

そんな魅力的なオランダの日常生活のご紹介です。